犬パルボウイルス その恐怖と感染力

はじめに
犬パルボウイルス。
子犬を飼い始めた時に聞いたことがある飼い主様も多いと思います。
「聞いたことあるけど、あまりよく知らない」、「症状が出てから病院に連れて行けばなんとかなる」等軽い気持ちでいると、後悔する結果を引き起こす可能性のある、恐ろしい病気だということはご存知でしょうか。
そんな犬パルボウイルスに関しての情報をまとめてみました。
犬パルボウイルス概要
そもそも犬パルボウイルスとはなんでしょうか。
犬パルボウイルスは、ウイルスの中でも非常に強力なウイルスとして知られています。
高温でも完全に死滅するには時間がかかるそうで、次亜塩素酸等の強力な成分で除菌することによってようやく完全に死滅させることができます。
この強力な犬パルボウイルスは、主に感染したワンちゃんとの接触や糞が感染源とされています。
室内犬だからと言っても、飼い主の靴によって運ばれるケースもあるので油断は禁物です。
犬パルボウイルス症状
実際に犬パルボウイルスに感染した場合、起こる症状は嘔吐や下痢が多いです。
食欲も無くなり、食事を取らなくなることから衰弱を起こします。
そのまま下痢や嘔吐が止まらずに亡くなる報告が。
また、高熱や心筋炎で亡くなることもあるので、比較的重い症状として知られています。
犬パルボウイルス予防案
最悪死に至る犬パルボウイルスですが、実際にどのように予防をすれば良いのでしょうか。
まず一番確実なのは、ワクチンでの予防接種です。
ドッグランやお泊まりの際のマナー以前の話になりますが、キチンと掛かりつけの先生の指示通りにワクチンを摂取することが何より大切です。
ワクチンを指示通り受け愛犬の体に抗体を作ってあげるのが一番です。
しかし、そもそもワクチン摂取前の感染や譲り受ける前の感染は防ぎようがありません。
これらの状況では一刻も早く先生に見せること。
また、多頭飼いの環境ですと他のワンちゃんに感染する恐れのある為、隔離をしMeau(エムオー)等を使用して除菌を徹底してあげられる環境作りを目指すのが良いですね。
犬パルボウイルス治療法
犬パルボウイルスに感染した後の明確な治療法はなく、対処療法を行なっていきます。
例えば嘔吐の症状が見られる場合は吐気止めなどを利用したり、下痢には下痢止めなど、ワンちゃんの回復の手助けを行う治療法が一般的です。
症状に応じて先生の指示に従いましょう。
犬パルボウイルスまとめ
以上、犬パルボウイルスのまとめでした。
ワクチンによって感染は少なくなっているものの、完全に防ぐ事が難しいのが現状です。
キチンとワクチン摂取並びに、日々の愛犬の飼育環境を整えてあげるのが良いですね。